今回も、まず日本語の発想から英語へという流れで紹介します。
テーマは私も大好きな「挑戦!」です。
はじめに、ほとんど多くの日本人が間違えてしまう誤用を紹介します。
「私は難しい仕事に挑戦します!」
× I'll challenge a difficult task.
どこがいけないのでしょうか?
それは、 challenge+物事 ではなく。
残念ながらchallenge+人(相手)しか使えないのです。
どんなにチャレンジ好きな人でも、challengeという英語は使えません。
近いのは、I'll tackle a difficult task.
あるいは、I'll attempt a difficult task.
tackle はラグビーのタックルのとおり、"困難に取り組む"感じがあります。
attempt はtryより強い意味が表せます。
ではもう1つ、
日本人が大好きな言葉「チャレンジ精神」って英語で言うと?
× a challenge spirit
× a challenging spirit
× a spirit of challenge
I have ...に続けて言いがちですが、ネイティブは使いません。
「チャレンジ+精神」・・・そもそも、この段階で造語です。
おそらく"精神力"で何でも出来る事を重視してしまう日本的な発想が
この言葉を生み出し、広まったように思われます。
企業でも、求める人物像として「チャレンジ精神」を
あるいは、面接の自己PRでも「チャレンジ精神」はよく使われます。
しかし、そのまま英訳して使うと「和製英語」なんです!
では、欧米人は、何て言っているんでしょうか?
I love a challenge!
日本人ほど構えた感じがありませんね。
loveを使うなんて、ちょっと素敵な感じがしませんか?
授業ではchallengeを使わない、もう2種類別の表現も紹介しています!
ドルフィン英会話 和田 一彦
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